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研究戦略推進本部 先端技術研修を実施しました

  8月21日(金)、京丹後キャンパスにおいて、研究戦略推進本部 先端技術研修 「組み込み系カスタムLinuxシステム開発」 技術講習会を実施しました。

 組み込み系Linuxは、TRONなどのRTOSが持つ軽快さと、Windowsなどの汎用OSが持つ豊富な開発環境の両方の利点を持ちます。近年、安価なマイコンボードでもLinuxが動作可能になり、グラフィックを含む潤沢なライブラリを活用できるようになりました。例えば、タッチパネル液晶付Linuxマイコンボードが、従来のメカニカルスイッチやランプを置き換えつつあり、安価で柔軟な「部品」として有効性が高まっています。

  今回の講習会には、企業技術者など社会人7名の方々が参加され、情報工学・人間科学系 福澤理行 准教授が講師を務め、ARM Linuxカーネルの構造と、Yocto Projectに代表されるLinuxシステム構築ツールについて基礎から平易に解説し、用途に応じた実践的なカスタムLinuxシステムの構築手法について、午前・午後1日のスケジュールで実習が行われ、参加者全員が全内容を習得し、閉会時に修了証書が交付されました。





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