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研究者紹介ページ

応用生物学系

秋野 順治

Akino Toshiharu

秋野 順治 教授

  • 1997年04月~ 農林水産省 蚕糸昆虫農業技術研究所 研究員
  • 2001年04月~ 独立行政法人 農業生物資源研究所 主任研究員
  • 2007年05月~ 京都工芸繊維大学 准教授
  • 2012年07月~ 京都工芸繊維大学 教授

所属学会: 日本応用動物昆虫学会、日本動物行動学会、日本蟻類研究会、日本昆虫学会 等

該当するSDGs

生物種間相互作用における化学交信と行動応答

生物種間の相互作用は、生物多様性の源ですが、その謎を解き明かす鍵の一つは化学交信にあります。研究室では、主に真社会性昆虫のアリが、その集団生活を維持するための“会話”の手段として利用するフェロモンの構造や機能、その認識学習の実態解明を進めています。加えて、アリを取り巻く様々な昆虫や植物との相互作用についても行動・化学生態学的な視点から研究を続けています。さらに重要家屋害虫シロアリや集合性サシガメ等のフェロモンコミュニケーションの解明も進めており、これらの成果を活かすことで低環境負荷型かつ生物多様性を損なわない害虫防除・駆除の総合的管理システム開発や、生物資源としての昆虫・植物の持続的利活用とそれに基づく環境保全システムの構築につなげています。

その他の研究内容

植物・虫に関連する日本古来の伝統・伝承に関する科学的検証
大神神社の神事三枝祭で奉納される御神花に関する科学的検証・解明研究や、魏志倭人伝にも記載がある阿蘇黄土の効能に関する科学的検証・実証研究などを含む