研究者紹介ページ
基盤科学系
磯崎 泰樹
Isozaki Yasuki
基盤科学系
磯崎 泰樹
Isozaki Yasuki

磯崎 泰樹 教授
取得学位:
- 1994年3月 修士(理学) (京都大学)
- 2002年12月 博士(理学) (京都大学)
職歴:
- 1995年04月~ 大阪大学 助手
- 2006年01月~ 大阪大学 講師
- 2011年04月~ 京都工芸繊維大学 准教授
- 2017年01月~ 京都工芸繊維大学 教授
所属学会: 日本数学会
関連キーワード
該当するSDGs
レヴィ過程による整数格子への初到達時刻
(1)ブラウン運動が整数全体の集合に初めて到達する時刻は、有限の指数モーメントを持つことは既知であるが、対称安定過程まで、当該性質を拡張した。指数モーメントの、複素正則関数としての性質を調べ、ポアソンの和公式を利用して結果を得た。次の課題として、レヴィ過程の場合に取り組んでいる。
(2)更新理論の主たる帰結は、更新測度がルベーグ測度に漠収束することと、その収束に関する誤差評価である。本研究では更新測度の密度に対し、既知の結果よりも次数の高い誤差評価に成功した。
(3)ラチェットつきブラウン運動は、最低保証付き保険商品にも関連がある確率過程であるが、動き全体を記述するスコロホッド型方程式を案出し、その性質を研究した。