pinning 系のガラス転移挙動: オリゴマーとその高分子の混合系のガラス転移の高分子濃度依存性を通じ、ガラス転移の起源に迫る。
熱拡散率の揺らぎ測定:熱拡散率の揺らぎを測定可能な装置を作成し、ガラス転移や相転移に伴う異常性を検出する。
研究者紹介ページ
材料化学系
辰巳 創一
Tatsumi Soichi
材料化学系
辰巳 創一
Tatsumi Soichi

辰巳 創一 助教
- 2014年04月~ 京都工芸繊維大学 助教
所属学会: 日本物理学会、日本熱測定学会
ガラス転移機構の解明
ガラス転移の微視的な機構の解明は物性物理学の長年の課題です。そのためには、より安定化したガラス状態を実現し、その物性を調べることが重要です。私たちは、近年注目されている真空物理蒸着法により、超安定ガラスを作り安定なガラスの局所構造を明らかにすることを目指しています。その一例として、最近私たちは安定ガラスにおいて表面に擬二次元的な構造が形成されることを発見しました。今後はこの擬二次元構造の普遍性と、結晶状態への遷移過程について深く調べることを予定しています。

その他の研究内容