コア技術であるポリロタキサンの分子設計と合成法を開発しており、合成から物性・構造解析、モデル化と分子設計へのフィードバックまでを一貫して行っています。
研究者紹介ページ
材料化学系
加藤 和明
Kato Kazuaki
材料化学系
加藤 和明
Kato Kazuaki

加藤 和明 准教授
取得学位:
- 2004年3月 博士(工学) (大阪大学)
職歴:
- 2017年4月 ~ 東京大学大学院新領域創成科学研究科 講師
- 2017年4月 ~ 物質・材料研究機構 主任招聘研究員
- 2023年4月 ~ 東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授
- 2025年4月 ~ 科学技術振興機構 さきがけ専任研究者
- 2025年4月 ~ 京都工芸繊維大学 准教授
所属学会: 高分子学会、日本レオロジー学会、シクロデキストリン学会 等
関連キーワード
該当するSDGs
分子間の幾何学的拘束を用いた材料設計
超分子化学に特有の概念である弱い相互作用による分子複合体の構築や、分子間の幾何学的な拘束を制御することで得られる機能材料の開発を行っています。溶液の化学として発展してきた超分子化学も今では材料化学と融合し始め、従来法では実現不可能な物性や機能を有する高分子材料が生み出されています。我々は特に材料の力学的性質に着目し、ロタキサン等が持つ異分子間の幾何学的な拘束が材料の変形や破壊等に与える効果の解明とその応用を行っています。研究を通して得られる超分子化学的な材料設計指針を体系化することで、高分子材料に限らず様々な材料の強靭化を可能にする材料設計学の構築を目指しています。
その他の研究内容
知のシーズ集