アミロイドや神経炎症、酸化ストレスに着目した脳細胞を保護する分子メカニズム解明
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研究者紹介ページ
応用生物学系
杉江 淳
Sugie Atsushi
応用生物学系
杉江 淳
Sugie Atsushi

杉江 淳 教授
取得学位:
- 2003年3月 学士(農学) (神戸大学)
- 2005年3月 修士(農学) (神戸大学)
- 2010年9月 博士(理学) (東京大学)
職歴:
- 2005年4月〜 株式会社DHC
- 2010年11月〜 ドイツ マックス・プランク研究所、DZNE 博士研究員
- 2016年2月〜 新潟大学 助教
- 2020年4月〜 新潟大学 准教授
- 2025年4月〜 京都工芸繊維大学 教授
所属学会: 日本神経科学会、日本神経化学会、日本ショウジョウバエ研究会
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ハエから⾒つける、疾患の原因と治療への道筋
私たちは、病気の原因となる遺伝子の異常を調べ、その仕組みや新しい治療法の手がかりを見つける研究を行っています。近年のゲノム解析技術により、病気に関係する可能性のある遺伝子変異が数多く発見されていますが、その多くは本当に病気の原因かどうかがわかっていません。そこで私たちは、ショウジョウバエという小さなモデル生物を使って、これらの変異が体にどんな影響を与えるかを調べています。ハエの体に人の遺伝子を導入して観察することで、病気との関係を短期間で確かめることができます。また、神経細胞の変性を自動で定量するソフトウェアも開発し、変性の進み方を正確に捉えることに成功しています。これらにより、診断が難しい病気の原因を特定し、新しい治療法の開発にもつなげることを目指しています。
その他の研究内容