上述の研究に加えて、高誘電率粒子による人工磁性体と金属細線からなる3次元等方性メタマテリアル・メタサーフェスとその応用、カイラルメタマテリアルと電磁波の偏波制御、アンテナの小型化・低姿勢化と広帯域化に関する研究を行っている。
研究者紹介ページ
電気電子工学系
上田 哲也
Ueda Tetsuya
電気電子工学系
上田 哲也
Ueda Tetsuya
上田 哲也 教授
- 1997年04月~ 京都工芸繊維大学 助手
- 2007年04月~ 京都工芸繊維大学 助教
- 2013年04月~ 京都工芸繊維大学 准教授
- 2017年01月~ 京都工芸繊維大学 教授
所属学会: 電子情報通信学会、IEEE、日本物理学会
非相反メタマテリアルと次世代無線通信システムへの応用
光・電磁波の波長に比べて小さなサイズの構成要素からなる「メタマテリアル」は、既存の材料からなる構造設計により、新奇な電磁現象発現、新機能デバイスの創製を目的としています。特に、伝搬方向により透過係数が異なる「非相反メタマテリアル」は、表と裏で屈折率が正負入れ替わる性質をもち、共振構造により、共振器内の電磁界分布、特に位相勾配の空間分布を自由自在に動的制御できます。さらに次世代無線通信システム、無線電力伝送システム向けのアンテナへの応用探索を行っています。
(a) 非相反メタマテリアルによる電力リサイクル機能付漏れ波ビーム走査アンテナ (b)試作回路の写真
その他の研究内容