リグニンの分子構造解析:抽出リグニンの分岐構造等の分子の構造を散乱法などによって明らかにする
多糖類のゾルゲル転移における分子構造変化の観察:温度などの外部刺激でゲルを形成する多糖類の構造変化を明らかにする
研究者紹介ページ
繊維学系
綿岡 勲
Wataoka Isao
繊維学系
綿岡 勲
Wataoka Isao
綿岡 勲 准教授
- 2000年04月~ 山形大学 大学院 VBL 研究員
- 2001年03月~ 広島大学 工学部 VBL 研究員
- 2003年07月~ 信州大学 繊維学部 機能高分子学科 研究員
- 2007年04月~ 京都工芸繊維大学 繊維科学センター 研究員
- 2010年04月~ 京都工芸繊維大学 助教
- 2019年01月~ 京都工芸繊維大学 准教授
所属学会: 高分子学会、繊維学会
イオン液体中のセルロースの構造
天然多糖の代表でもあるセルロースは水や通常よく使われる有機溶媒には溶解しませんが、「イオン液体」がセルロースを溶解することが明らかにされました。この溶液の最も基礎的な物性である溶解状態におけるセルロースの三次元的構造をX線による電磁波散乱手法を主とする測定により決定しました。またこのイオン液体に水を添加することで溶液中のセルロースの三次元的構造が変化することをあらたに発見しました。現在は種々のイオン液体中でのセルロース構造解明とともに有機溶媒をイオン液体に加えることによる溶液中のセルロース三次元構造の制御について検討をおこなっています。
その他の研究内容