上述の研究に加え、「自発的に運動するマイクロ粒子の設計と構築」をテーマとした研究を行っている。細胞などの生命システムに倣い、周囲からエネルギーを取り込み、それを推進力として利用する自律的な運動機構をもつマイクロ粒子の研究開発を行っている。
研究者紹介ページ
機械工学系
早川 雅之
Hayakawa Masayuki
機械工学系
早川 雅之
Hayakawa Masayuki

早川 雅之 助教
取得学位:
- 2012年3月 学士(理学) (中央大学)
- 2014年3月 修士(理学) (東京工業大学)
- 2017年3月 博士(理学) (東京工業大学)
職歴:
- 2017年04月 ~ 理化学研究所 研究員
- 2024年04月 ~ 中央大学 助教
- 2025年04月 ~ 京都工芸繊維大学 助教
所属学会: 日本生物物理学会、日本機械学会、化学とマイクロ・ナノシステム学会 等
細胞および細胞集団の運動操作に向けた原理解明と技術創出
マイクロメートルスケールでは慣性がほぼ無視され、粘性抵抗が支配的となるため、既存の機械式アクチュエータは十分な推進力を発揮できません。私はこの課題に対する打開策として、細胞が示す高度な自律運動を活用することを提案しています。この実現のため、単一細胞・細胞集団の運動原理の解明、外力場や材料を用いた細胞運動制御技術の開発を、主な研究課題として設定しています。これらの成果は、新たな基盤技術の発展だけでなく、生命科学や物理学など、基礎科学の進展にも貢献します。
細胞性粘菌変異株が示す集団運動
その他の研究内容
知のシーズ集