環状ポリマーの簡便な大量合成手法の開拓
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分子化学系
本柳 仁
Motoyanagi Jin
分子化学系
本柳 仁
Motoyanagi Jin

本柳 仁 准教授
- 2006年04月~ (独)科学技術振興機構 ERATO-SORST 相田ナノ空間プロジェクト 研究員
- 2008年03月~ 京都工芸繊維大学 助教
- 2021年03月~ 京都工芸繊維大学 准教授
所属学会: 日本化学会、高分子学会
新規ブラシ状パイ共役ポリマーの創製
材料を分子レベルからデザインすることが可能なパイ共役分子・高分子からなる電子・光デバイスが近年数多く報告されています。これらの分子デザインは、骨格構造や置換基の導入といった分子骨格を設計することが主流となっています。一方、周辺置換基としてアルキル鎖を導入することにより溶解性が向上し、同時に、高い蛍光量子収率を示す発光材料となり、パイ共役分子・高分子をアルキル鎖で覆うことにより機能特性が向上することが知られています。そこで、単純なアルキル鎖の代わりに機能性側鎖を導入することで主骨格の機能との協奏によって新規機能性材料となることを期待し、構造を精密に制御した側鎖を有するパイ共役分子・高分子の効率的な合成手法を開拓し、新たな外部刺激応答性材料を開発することに成功しております。
その他の研究内容