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研究者紹介ページ

応用生物学系

川口 耕一郎

Kawaguchi Koichiro

川口 耕一郎 講師

  • 2016年07月~ 国立長寿医療研究センター研究所 研究員
  • 2022年03月~ 京都工芸繊維大学 講師

所属学会: 日本生化学会、日本分子生物学会、日本基礎老化学会

該当するSDGs

代謝恒常性の破綻と加齢性疾患を結ぶ分子基盤の解明

超高齢化社会にある我が国において、加齢に伴い発症するようになる加齢性疾患に関する研究は重要な研究課題の一つです。しかしながら、生物の老化は複雑な生命現象であり、その詳細な分子機構には不明な点が多く残っています。一方で近年、加齢により生体内に蓄積した老化細胞が、様々な生理活性物質の分泌を介して周辺組織に慢性的な炎症状態を惹起し、がんや生活習慣病などの加齢性疾患の発症・棯悪化に関与することが明らかになってきました。本研究では、多くの加齢性疾患の基盤病態である慢性炎症に着目して、炎症性シグナルの制御による加齢性疾患の予防・治療を可能とする分子基盤の確立を目指しています。

その他の研究内容

細胞内の脂質輸送体である脂肪酸結合タンパク質の機能解析に取り組んでいます。脂肪酸結合タンパク質は、リガンド 依存的転写因子の核内受容体との相互作用を介して炎症性シグナルの活性化に関与しており、その詳細な分子機構の解明を目指しています。

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