研究者紹介ページ
デザイン・建築学系
武井 誠
Takei Makoto
デザイン・建築学系
武井 誠
Takei Makoto
武井 誠 教授
- 2010年2月~ 株式会社 TNA 代表取締役
- 2018年4月~ 東京大学非常勤講師
- 2019年1月~ 京都工芸繊維大学 特任教授
- 2024年1月~ 京都工芸繊維大学 教授
所属学会: 日本建築学会
建築の新しい境界空間
建築を生み出すことは文化をつくることである。人間が本能的に身を守るために洞窟を住処にしてから、人間が創造する構築物が日々の暮らしを豊かにし、人々が集まり住まい、都市が形成される。そうやって建築を通して人間が歴史をつくっていくことが文化なのである。地球という自然のなかで建築をつくることは、地表との物理的な関係性を構築すること、言いかえれば重力を相手にすることである。例えば、ル・コルビュジエが自然物と人工物の間の新しい境界をつくり出す建築形式『ピロティ』を考案したように、現代において、私と公、内部と外部、土木と建築といった、異なる2つの領域を横断し、建築の利用者だけでなく、人々が気軽に立ち寄ることのできる、多様な活動を育む新しい境界空間のあり方を探求していきたい。(プロフィール写真:©堀田貞雄)
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