テーマ①:積層造形におけるデンドライト凝固組織予測に関する研究
テーマ②:鋳造中の等軸デンドライト結晶の成長・運動挙動に関する研究
テーマ③:適合格子細分化法やGPU並列計算などの高性能PF計算手法開発
研究者紹介ページ
機械工学系
坂根 慎治
Sakane Shinji
機械工学系
坂根 慎治
Sakane Shinji

坂根 慎治 准教授
取得学位:
- 2017年3月 修士(工学) (京都工芸繊維大学)
- 2020年3月 博士(工学) (京都工芸繊維大学)
職歴:
- 2020年03月~ 京都工芸繊維大学 助教
- 2022年10月~2023年09月 シンガポール国立大学 客員研究員
- 2025年04月~ 京都工芸繊維大学 准教授
所属学会: 日本機械学会、 日本鉄鋼協会、日本材料学会
関連キーワード
高性能計算による高精度な凝固組織予測
凝固組織は鋳造品や3Dプリンタ製品の特性を決定します。そのため、それらの製品の高性能化には、凝固組織の高精度な予測と制御が重要です。Phase-field(PF)法は典型的な凝固組織形態であるデンドライト(樹枝状結晶)の成長を高精度に再現可能な数値モデルとして発展していますが、計算コストが高く、組織評価において重要な3次元複数デンドライト成長の評価が困難でした。そこで、演算性能の高いGPUを複数用いた並列計算をベースとした大規模PF計算手法の開発を行い、3次元凝固組織予測を可能とする研究を行ってきました。現在は、凝固中の液相流動や結晶の運動などのマルチフィジックスを考慮した高精度な凝固モデルの構築とその大規模3次元計算を達成可能な高性能計算手法開発に取り組んでいます。
その他の研究内容
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