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研究者紹介ページ

機械工学系

坂根 慎治

Sakane Shinji

坂根 慎治 助教

  • 2020年03月~ 京都工芸繊維大学 助教

所属学会: 日本機械学会、 日本鉄鋼協会、日本材料学会

該当するSDGs

凝固組織高精度予測のための大規模計算手法開発

凝固組織は鋳造品や3Dプリンタ製品の特性を決定します。そのため、それらの製品の高性能化には、凝固組織の高精度な予測と制御が重要です。Phase-field(PF)法は典型的な凝固組織形態であるデンドライト(樹枝状結晶)の成長を高精度に再現可能な数値モデルとして発展していますが、計算コストが高く、組織評価において重要な3次元複数デンドライト成長の評価が困難でした。そこで、演算性能の高いGPUを複数用いた並列計算をベースとした大規模PF計算手法の開発を行い、3次元凝固組織予測を可能とする研究を行ってきました。現在は、凝固中の液相流動や結晶の破断、運動、衝突、結合なども同時に評価可能なモデルの構築と更なる計算の大規模化を達成可能な計算手法の開発に取り組んでいます。

その他の研究内容

テーマ①:積層造形におけるデンドライト凝固組織予測手法の開発
テーマ②:適合格子細分化法やGPU並列計算などによるPF凝固計算の大規模化
テーマ③:液相中を運動しながら成長する等軸デンドライト結晶の成長挙動評価