研究分野:高分子化学、有機合成化学、有機金属化学
研究課題:イソシアニドと不飽和炭化水素による新規環化共重合反応の開発 、不⻫重合反応を基盤とした光学活性高分子の精密合成
研究者紹介ページ
材料化学系
神林 直哉
Kanbayashi Naoya
材料化学系
神林 直哉
Kanbayashi Naoya

神林 直哉 准教授
取得学位:
- 2008年3月 学士 (兵庫県立大学)
- 2010年3月 修士(理学) (大阪大学)
- 2013年3月 博士(理学) (大阪大学)
職歴:
- 2012年4月 ~ 日本学術振興会特別研究員 (DC2)
- 2013年4月 ~ 大阪大学学院理学研究科, 高分子科学専攻, 助教
- 2019年10月 ~ 2019年11月 テキサス大学, 客員研究員
- 2025年4月 ~ 京都工芸繊維大学, 准教授
大阪大学, 大学院理学研究科 高分子科学専攻, 招へい准教授
所属学会: 高分子学会、日本化学会
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合成化学を基盤とした新奇高分子骨格の構築と機能化
高分子の物性や機能は、その主鎖構造に大きく影響するため、新たな高分子材料の創製を目的として多様な合成法の開発が進められています。我々は、有機化学・有機金属化学を基盤とした素反応開発と精密重合の展開を通じ、新奇骨格の構築およびその三次元構造の制御・機能化に取り組んでいます。最近では、リビング環化共重合反応を開発し、主鎖に芳香環を持つ新しい高分子骨格の合成に成功しました。本手法により、分子量や両末端の構造を精密に制御できるだけでなく、骨格に多様な設計を取り入れることが可能です。さらに、側鎖の工夫により、主鎖の環構造がらせん状に積層したπスタック型高分子を構築できることを明らかにしました。これらの技術基盤を基に、高分子の機能化や新規材料の開発を目指して研究を進めています。
その他の研究内容
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