■研究の概要
ポストゲノム時代において、ヒトゲノム多型がヒトの表現型や疾患にどのように寄与しているのかを検証するモデルシステムの確立が必要になっています。我々の研究室では、i-GONAD法による高速かつ簡便なゲノム編集マウス作製技術を用いて、ヒト集団に存在する様々な変異を導入したHumanizedマウスを作製しています。さらに、哺乳類の胚を一定期間体外で培養可能な装置(哺乳類全胚培養装置)の開発、電気穿孔法により胚や成体組織に核酸を導入するための電極開発を行うことで、様々なヒト疾患の病態を迅速に解析できるシステムを構築しています。