生分解性プラスチック合成酵素の構造生物学的研究
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分子化学系
北所 健悟
Kitadokoro Kengo
分子化学系
北所 健悟
Kitadokoro Kengo
北所 健悟 准教授
- 1990年04月~ 塩野義製薬(株)中央研究所 研究員
- 1996年04月~ 京都大学 理学部附属機器分析センター 助手
- 1999年07月~ ジェノバ大学 文部省在外研究員
- 2002年04月~ 京都大学 低温物質科学研究センター 助教
- 2007年10月~ 京都工芸繊維大学 准教授
所属学会: 日本結晶学会、日本細菌学会、日本生物物理学会、トキシンシンポジウム
関連キーワード
病態関連蛋白質並びに環境関連蛋白質の構造生物学
細菌毒素は病気を起こすのに必要なすべての機能を一分子内に有するマルチドメイン構造な超分子複合体である。既にパスツレラ菌由来毒素の活性ドメインやボツリヌス菌由来神経毒素の赤血球凝集因子についてX線解析法で世界初の立体構造を決定した。
また食中毒の原因となるウエルシュ菌が産生するCPEは、標的細胞に孔をあけて破壊する膜孔形成毒素である。このCPE全長の構造を世界初で決定した。この毒素の3量体構造中心の金属イオン結合部位を利用して、セシウム捕捉剤を創製する。
黄色ブドウ球菌由来のリパーゼ SALは菌の増殖に関与することから、この酵素の阻害剤はMRSAやアトピー性皮膚炎の治療薬になる可能性がある。本研究ではSALの立体構造と阻害剤との結合様式の解明により、阻害効果の高い強力な阻害薬をデザインするための構造基盤を構築する。
その他の研究内容