▼詳細
■研究の概要
ヒトのゲノム断片を組み込んだショウジョウバエ(ヒト化ショウジョウバエ)系統を数千の規模まで作出します。組み込むのは、主にエンハンサーなど遺伝子の発現調節に関わるとされる非コード領域断片です。これらの断片の遺伝子発現の誘導能(エンハンサー活性)をハエの生体をつかって、卵から成虫まで、脳から生殖細胞まで網羅的に調べられます。組み込む断片にはゲノムワイド関連解析(GWAS)でみつかる疾患関連一塩基多型(SNP)も含まれます。したがって、変異の効果を直接、生体をつかって迅速に評価することができます。ヒト化ショウジョウバエをつかえば、大規模に、高速にヒトの非コード領域の機能を解析できます。