▼詳細
■研究の概要
情報工学部門コンピュータシステム研究室では、ハイエンドのスーパーコンピューティング技術の研究をべ一スとして、最近の高性能で安価なPC(パソコン)を用いたPCクラスタシステムの構築に関する研究開発およびコンサルテーションを行います。
当研究室で電磁界解析を対象として行ったクラスタコンピューティングに関する研究(2000-2001年)において、新しい通信方式(BDS方式)を提案し、性能評価を通してその有効性を実証しました。ソフトウェア(OS)による通信制御を行っているにもかかわらず、ハ一ドウェア(ギガビットイーサネット)のもつ性能をフルに引き出すことに成功しました。
また、近年は、数十コア程度のマルチコアコンピュータを対象に、従来は並列化による高速化が不可能なプログラムであっても、大規模並列投機実行によって高速化する技術の開発を行っており、その成果を利用することも可能です。