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繊維科学センター

鞠谷 雄士

KIKUTANI Takeshi

鞠谷 雄士 特任教授

  • 1982年~ 東京工業大学工学部助手
  • 1991年~ 東京工業大学工学部助教授
  • 2001年~ 東京工業大学大学院理工学研究科教授
  • 2020年~ 東京工業大学物質理工学院特任教授
  • 2021年10月~現在 京都工芸繊維大学特任教授

所属学会: 繊維学会、成形加工学会、日本繊維機械学会、国際高分子加工学会、米国繊維学会

該当するSDGs

高速溶融紡糸、複合紡糸、配向結晶化、伸長プロセス

紡糸速度が10,000m/minに達する超高速溶融紡糸過程における紡糸線のネック状変形を伴う繊維構造の形成機構につき、オンライン計測手法の開発と溶融紡糸過程の理論解析を通じて定量的に明らかにしている。また、ポリエステル繊維の高強度化につき溶融紡糸過程の低デボラ数化による絡み合い構造均質化による繊維の高性能化という高強度・高靭性化の基本指針を示している。さらに複合溶融紡糸系につき、微細断面構造制御技術に関する研究に加え、紡糸過程中の成分間の運動力学的相互作用という新たな観点に基づく高次構造形成挙動の制御法に関する指針を示している。検討対象は、汎用樹脂に加え、バイオ系ポリマー、低結晶化特性ポリマー、立体規則性制御ポリマー、分岐ポリマー、弾性ポリマーなど様々な機能性樹脂に及んでいる。

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