■研究の概要
独自開発のエレクトレット(注1)超極細繊維膜(平均繊維直径が数百ナノメートルオーダ)を使用した「音マスク」を開発しました。このマスクは、着用者の発声で電気信号を自己発電します。市販の無線通信マイクやヘッドセットと組み合わせることにより、この電気信号を無線通信してタブレット端末上に文字化することができます。着用者の発声だけを採音することもユニークな特徴で、外部の音を気にせずに通話が可能です。騒音環境下での通話や音声メモなどでの利用が期待されます。加えて、この「音マスク」に音楽などの音の電気信号を入力すると、音楽が流れます。すなわち、「音マスク」はスピーカーとしても動作します。