▼詳細
■研究の概要
普段何気なく買ったり食べたりしているお菓子やその他食料品のパッケージングは意外といろいろな工夫がされています。太陽の光や蛍光灯などの光が中の食品に直接当たらないようにするために、プラスチックフィルムの内面にアルミコーティングをしたものや、中が見えるけど酸素などを透過しないように工夫した多層フィルムなどがあります。
一方で、それら袋を開封する際に切りやすくする加工が施されていたり、ヨーグルトやハムのパッケージングではできるだけソフトに開けやすいようにイージーピールというシール方法が施されていたりと多彩な技術が盛り込まれています。しかしながら、それらフィルムのシール部に関する学術的な知見は少なく、不明瞭な部分も多く取り残されており、プラスチックフィルムのヒートシール部分の見える化を物理的または化学的手法を用いて行う研究が進められています。