■研究の概要
ものづくりを行うためには、ものを作る計画や人を配置する計画など、様々な計画を立案する必要があります。このような計画は、コストを最小にしたり、何らかの効果が最大となるようにしたりすることを目的として立案されます。このような立案をコンピュータで自動的に行う技術を最適化と言い、我々は上で述べた目的を達成する最適な計画を短時間に立案する技術について研究しています。ものづくりが大規模化・複雑化するにつれて、従来の最適化技術では最適な計画の立案が困難となってきており、この問題を解決するために近年は進化計算や群知能というものを用いて『賢く』最適化を行う技術が注目を集めています。我々は特に、この賢い技術を現実の計画立案に応用する際に生じる様々な課題を解決する研究を行っています。