▼詳細
■研究の概要
地球温暖化及び気候変動抑制のためにCO₂排出量の早急な低減が求められています。そのためには、火力発電所などの大規模CO₂排出源のみならず、あらゆる排出源からのCO₂分離回収が求められています。そして、分離回収されたCO₂は、有価物などへの転換による有効利用や地中貯留によって処理(CO₂Capture,Utilization,andStorage,CCUS)されます。CCUSの実用化には、CO₂分離回収に要するエネルギー/コストの低減が必須であり、省エネルギー分離技術である膜分離法が次世代のCO₂分離回収技術として着目されています。本研究室で研究開発されたCO₂分離膜は世界トップレベルのCO₂分離性能を発揮し、容易に膜モジュール化することにも成功し、実用化のための実証試験を行なっています。