▼詳細
■研究の概要
有機ポリマーと無機物をハイブリッド化することで、有機ポリマーと無機物の特性を掛け合わせた材料を創り出すことができます。本研究では無機物として、生体活性を有するヒドロキシアパタイト(HAp)に注目し、有機ポリマーの表面を化学修飾したのちに、ヒト体液と同じ無機イオン濃度を有する水溶液(擬似体液,SBF)へ、常圧下、36.5℃で浸漬するという生体内反応に倣った手法を用いて、HApと汎用有機ポリマーとのハイブリッドを作製します。本研究においては、ハイブリッドの特性向上をねらいとして、有機ポリマーの表面グラフト化という表面修飾法を取り入れている点が大きな特色です。