▼詳細
■研究の概要
抗体の抗原に対する特異性・親和性を利用したイムノアッセイは、医療診断分野を中心に広く用いられていますが、操作が煩雑な上、その検査時間は6時間から1日以上を要します。本法は、特殊加工処理したポリスチレンプレートとポリスチレン親和性ペプチド(PS-tag)を標識した抗体を用いることで、感度を損なうことなく検査時間を1/10以下に短縮できます。本法は、現行のイムノアッセイ技術のほとんどに適用可能であり、迅速かつ正確な診断結果が要求される医療診断やBSE試験および環境汚染物質の定量検査等において非常に有効な検査技術です。