▼詳細
■研究の概要
西陣織をはじめとして装飾用の織物を織る際に、金糸・銀糸と呼ばれるアルミ等の金属を含んだ糸が数百年以上も前から使われています。そのような金属糸を織り込んだ導電性織物を用い、無線通信などに使用される高周波回路を構成することを提案します。織物を使った電子機器を構成することで、着られる/身に着けることのできる、いわゆるウェアラブルデバイスとなります。特長は曲げられることで、衣服の中に自然に組み入れることができます。なお、導電性をもつ布であれば、織物でも不織布でも構いません。電子機器の製作に日常の衣服と同様の素材を使用することが、IoT活用やボディエリアネットワークの可能性を広げます。