■研究の概要化石資源から生産されるプラスチックは使用後の廃棄(環境中への残留)による環境汚染や焼却による二酸化炭素排出が問題となっています。欧州では自動車部品のプラスチックの25%を再生材とする規制案が発表され、バージン材に比べてコスト的に不利だったリサイクル材の価値は転換期を迎えつつあります。当研究室では有機触媒によるポリマー分解反応の効率化を中心に研究しています。
■研究の概要生体内や微生物(酵素)の関与により分解する生分解性ポリマーは、手術用縫合糸を中心に医療材料として使用され、環境調和型材料としても研究されています。当研究室では脂肪族ポリカーボネート・ポリエステルを中心に、対応する機能性環状モノマーを設計・合成し、有機触媒を用いた金属フリーの精密重合技術によって、様々な分解性機能材料を開発しています。