■研究の概要
人工細胞膜モデルであるリポソームは、タンパク質等重要な生体分子と相互作用することが知られており、この相 互作用の発現を利用して、対象となる生体分子の検知・識別や、その生体分子の状態を知ることが出来ると考えられ ています。リポソームは相互作用により膜攪乱が生じ、リポソーム内包物質の漏洩が起こります。リポソームに電解 質を封入し、膜攪乱による電解質の漏出による漏れ電流を測定することで、リポソームと生体分子との相互作用を 検知することができます(図1)。また、インピーダンス測定により相互作用の検知の可能性を模索しました。