▼詳細
■研究の概要
■機能性有機色素の中には、熱異性化により着色するサーモクロミズム、光異性化により着色するフォトクロミズム、酸により着色するハロクロミズムなど色々な種類のクロミック材料があります。現在、この可逆的な色調変化を利用した応用研究が盛んに行われており、日本はその分野の最先端を進んでいます。本研究は、これらクロミック材料を用いて放射線を可視化する高分子繊維材料を開発しています。
■放射線可視化フィルム(可逆型)~フォトクロミック色素を利用~
放射線(X線)をフィルム中のシンチレーターが吸収し紫外線に変換することでフォトクロミック色素が反応します。
■放射線可視化フィルム(不可逆型)~ハロクロミック色素を利用~
放射線(X線)をフィルム中のシンチレーターが吸収し紫外線に変換することで光酸(フォトアシッド)を発生させ、ハロクロミック色素が反応します。